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ちょっと普通じゃない?【元三大師堂】のおみくじ体験記-比叡山延暦寺横川@滋賀

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おみくじ発祥の地

みなさんは普段、神社仏閣に参拝された時「おみくじ」は引かれますか?

毎回楽しみにしているという方もいらっしゃるかと思いますが・・
その「おみくじ発祥の地」が滋賀県は比叡山延暦寺にあります

ご周知、比叡山延暦寺は大きく3つのエリアがあり、「東塔」「西塔」「横川」の3つに区分され、「三塔」と呼ばれそれぞれに本堂があります

「元三大師堂」がある「横川エリア」は、横川中堂を中心とする区域で西塔から約4kmほど北にあり、慈覚大師円仁によって開かれました

その横川エリアにある「四季講堂」(重文)は「慈恵大師良源」(元三大師)の死後、元三大師を祀ったことから【元三大師堂】と呼ばれるようになりました

元三大師

「元三大師」とは「角大師」の鬼の絵で知られる護符が有名ですので、見た事がある方も多いと思います

近江国浅井郡(現在の滋賀県長浜市)に生まれた良源は延長3年(923年)延暦寺にて仏門に入り延暦寺を発展させた人物の一人です(延暦寺中興の祖と崇められる人物)
良源は大変霊力が高く、そのカリスマ性から多くの伝承・伝説に彩られた人物として有名ですね
そのひとつが「角大師」の伝承です

良源の晩年、世は疫病が流行り人々は苦しんでいました・・・
これを救う為、良源は大きな鏡に己を写し禅定に入ると・・やがてその身体は骨ばかりの鬼の姿に変わり果ててしまいます・・・
これを見ていた弟子の一人にその姿を書き写させ、版木に刷ってお札として配らせました
すると、それを戸口に貼った家からは疫病が消えていったというのです・・・


この伝承により、天台宗の寺院では「角大師」護符を授与することとなり、魔除け・厄除けとして効力のあるものとされて今に至ります
つい先ごろの新型コロナが流行った時期にも注目を浴びていましたね
そして良源は「正月三日」に亡くなったことにより、「元三大師」と呼ばれるようになりました

「普通じゃない」おみくじ

この良源が現在の「おみくじ」の創始と言われています
これもまた、その数ある伝承のひとつということになりましょう
元三大師堂の門前には「おみくじ発祥之地」の石碑が建立されていました

さて、みなさん
おみくじを引かれる時ってどんな心持ちで引かれますか?
大吉が出るか小吉が出るか・・はたまた凶を引きはしないか・・とワクワクドキドキした・・どちらかというと楽しむ心持ちで引かれる場合が多いんじゃないかと思います(^^)

しかし・・人生における大きな決断、岐路に立たされた時・・誰にも相談できずにいる時・・
ちょっと神さま仏さまに・・助けて欲しいと思う事・・ありませんか^^;?

そんな時に引く・・ちょっとシリアスな「おみくじ」が元三大師堂で引くことが出来るんです!

人生レベルの大きな決断、迷い悩み結論が出ないでいる時・・
神さま仏さまに個別に自分を占って欲しい時・・
元三大師様に直接、聞いてみてはいかがでしょうか!

もしもその「おみくじ」で、自らが判断を下す勇気をもらえたら・・・
それは自分にとって大きな力になり・・前に踏み出す大きな一歩となるはずです!
霊力絶大なる元三大師様のお告げをいただけたら、それは勇気も100倍!といった話ですよね!

今回はそんなちょっと普通じゃない・・?「本物のおみくじ」を私が体験した時の事を書いてみたいと思います

電話予約が必要

元三大師堂で「おみくじ」を引いてもらうには、まずは電話予約が必要です
予約申し込みのWEBページ等はありませんので(2024年7月現在)お電話での予約になります
元三大師堂:077-578-3683
(8:00~夕方16:00くらいまで)

元三大師堂の「おみくじ」は、一般的な寺社のそれとはまるで違うものにて・・全国各地からお悩みを抱えた方、企業の経営者などの方なども相談に来られる大変人気なものですので、タイミングによってはなかなか予約が取りずらいかも知れません
ちなみに私がおみくじを引いてもらった時は滋賀在住時であり、予約の電話を入れてみたらたまたま「今日の午後からは空いている」との事にて・・ラッキーにも今日の今日、という大変ありがたい運びとなりました・・!

私の居住地からは車で約40分程度でしたので、午後から早速横川の元三大師堂に向かいました
横川エリアに限らず、比叡のお山はいつ来ても下界とは空気が違います・・
晴れていようが曇っていようが・・雨であろうがいつも独特の霊気を宿しているように感じられる場所ですね・・

私は当時、職場における人間関係に深く悩んでいました・・
心はどん底の闇にあったと記憶しています・・・
もう自分一人ではどうにもならないと感じ・・元三大師様にアドバイスをいただきたい・・!
そんな思いで比叡山延暦寺は横川を訪れたのです・・

元三大師堂(四季講堂)に着きました
その門前には「角大師」の石碑があり、その隣には先出の「おみくじ発祥之地」碑も建立されています

和尚さまとの面談

国重文の「元三大師堂」に入り「おみくじ」の予約をしている旨を告げます
おみくじを引いていただく料金は・・他の方の書き込みなどを拝見していますと1,000円と具体的に表記されていますが・・お気持ちなのでいくらお納めしてもよろしいのではないでしょうか・・
それは「後で」ということで、まずは今回はどのようなご相談でいらしたのか?相談したい悩みや迷い事を詳細に紙に書いてくださいと促されます

それを書きながら暫く待っていると・・準備が出来たのか、どうぞこちらへと奥の部屋に案内されました

八畳ほどの間?に案内されてしばし和尚さまを待ちます
この時期は3月でしたが・・お山は寒さも厳しくストーブがついていた記憶です
初めてのことでもあり・・シリアスな相談内容ともあって私はガチガチに緊張していました・・
これからどんな事が起こるんだろう・・という不安もあり・・身を縮め座っていると・・
やがて和尚さまが部屋に現れました

さて、ご相談内容についてお聞かせください
と、先ほど書いた紙をもとに詳細面談が始まります・・

この「おみくじ」が真剣なものである証拠に・・
ここでの面談内容によって本当におみくじを引くべきなのか否か・・を和尚さまが判断されるのです・・!つまり行ったからといって必ず引いてもらえるとも限らない・・という真剣さがあります・・

このおみくじは依頼者の将来を占うものでは無く、あくまでも自分自身がする判断に迷う時・・元三大師様に人生の帰路をお尋ねする・・というものです
苦しみのどん底にいた私は・・恥ずかしながら・・涙ながらにご相談をさせていただき・・・
和尚さまは深く頷きながら真剣に聞いてくださいました・・

一通りご相談が終わると・・

和尚さまに言われたことは、
「おみくじを引いて必ずしもあなたの意に添った目が出るとは限りませんよ」
それでも引きますか?
と。

おみくじを引く前に最後に念を押されました・・

はい・・よろしくお願いいたします・・!

意を決してお願いすると、
「わかりました」
と、どうぞこちらへ・・と本堂に案内されました

お経を唱え和尚さまがおみくじを引く

本堂では護摩が焚かれ、和尚さまがお経を唱えます
「頭をお下げください」
私はどうかこのどん底の境地から救っていただきたい・・!そんな切なる思いで目も固くつむっていました・・!
バチバチと護摩木が焚ける音と和尚さまのお経の声色が火の粉となって・・垂れた私の頭の天井から降り注がれているような気分になりました・・
読経の迫力と音の波動に身を震わせながら、じっと手を合わせていました・・!

やがて和尚様がおみくじの大きな木箱・・両手で抱えるほどの大きさの木箱を
ガラン!ガラン!ガラン!
と大きな音を立てながら振りに振ります・・!
ガラン!ガラン!ガラン!
私の往くべき道を今から神が・・仏が下されるのだ・・!そう思うと自然・・一種のトランス状態になっているような感覚になります・・
やがて音が止み・・一瞬の静寂が訪れました
護摩木のパチパチという音だけが・・静かに鳴っていました

「でました。」

どうぞこちらへ・・

と再度先ほど面談をした部屋に案内されました

引いたおみくじの解説とアドバイス

結果は「第十三番 大吉」!

非常に良き運勢が出ています
迷わず往くべし!

自然に熱いものが頬を伝いました・・
現実は何一つ変わっていないにも関わらず・・なぜかこれまでの苦境を拭い去っていただいたような・・恐れを払拭していただいたような清々しい気持ちになったんです・・

もちろん・・
と和尚さまはおっしゃいます

良き運勢が出たからと言って、それで安心して何も行動しなかったら何も変わりません
すぐに結果が出るという訳でもありません
行動したからと言って、絶対に思い通りの結果が得られるとも限りません・・
仮に良き結果が得られたとしても・・おごり高ぶれば強すぎるその太陽の光に自分が焼かれてしまう危険性だってあるのです
ご先祖様を敬いお祀りすることを忘れず、人と争わず、人の間違いは許しましょう
精進ください、幸運をお祈りいたします
今日ここでお会いしたのも何かのご縁です、ぜひまた、お参りにいらしてください

私の中では何か熱い水の固まりを感じるような・・ジワっと温かなものを感じていました・・
こんな気分になったのはいつ以来でしょうか・・?
長年蓄積した「人生の垢」によって・・そのような気持ちを忘れていたような気がしました・・

何より誰にも話せずに・・相談すら出来ずに孤独に悩んでいた中で・・
こんなに赤の他人の事を真剣に聞いてくださった・・ただそれだけで有難いというものです・・

ありがとうございました・・!

そう、心からの言葉になりました・・

そんな魂と真剣に向き合って、引いていただける「おみくじ」を体験して・・
心救われ明日へ向かう勇気を、元気をいただけた、そんな比叡山横川の「元三大師堂」でのおみくじ体験でありました・・!

まとめ

・「元三大師堂」でのおみくじは和尚さまにお経を唱えていただき、元三大師に個別にお尋ねし引いていただく「真剣なるおみくじ」
・おみくじを引いてもらうには事前の電話予約が必要
元三大師堂:077-578-3683
(8:00~夕方16:00くらいまで)
・当日、お悩みや元三大師に尋ねたいことを紙に書く
・それをもとに和尚さまと詳細面談、本当におみくじを引くべきか否かをご判断いただく
・本堂でお経を唱え護摩を焚き、和尚さまにおみくじを引いてもらう
・引いたおみくじの内容を和尚さまに解説していただく

人は誰しもが皆、悩み苦しみ我が行く先に迷い彷徨っているものではないでしょうか・・?
そんな時には誰かに真剣に聞いて欲しい・・相談したい・・!行く先を照らして欲しい・・!と思うものです・・

みなさまも人生に迷いある時
本当に真剣に仏に尋ねたい時
比叡山で「ちょっと普通じゃない」真剣なおみくじを体験されてみてはいかがでしょうか(^^)

最後までお読みいただきありがとうございました

人生を より良く 生きる

感謝してます
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