「世界三大美人」(クレオパトラ・楊貴妃・小野小町)の一人と言われる【小野小町】ですが
その小野小町の「墓」が茨城県土浦市小野にありました



平安時代の絶世の美女として知られる小野小町ですが・・その素性はほとんど不明にて・・謎多きミステリアスな存在です
その出身地は秋田県(湯沢)というのが有力説で、「あきたこまち」の名の由来にもなっているかと思いますが・・実際のところは不明です・・
私は近畿在住時に、京都は山科区小野の【隨心院】を訪れたことがあります


小野小町がその晩年を過ごしたと言われ「小野小町化粧の井戸」などがありました
そこに設置されていた説明版には、小野篁の孫にあたる・・などの記述もありましたが・・それはどうなのかという論調が巷間多勢を占めているように思います
山科区「小野」と言えば・・・
今回訪れた茨城県土浦市も「小野」という地名にて・・墓の近くには「小野小町の里」という地域の歴史と地元物産品を扱う施設がありました


そして元滋賀県民の私としては「小野」と言えば大津市小野です
湖西の琵琶湖大橋の北側、和邇地区の小野です
こちらにも小野氏を祀る神社が建立されていたはずですが・・小野妹子・小野篁、そして小野小町の氏神様だという認識でした


琵琶湖の湖西地区はご周知、かつて渡来系の氏族が多く居住していた地域であります
「和邇」という地名も「ホツマツタヱ」が説明するところの「ワニ」=「帆を張った高速船」を意味するところであり、古に船を操る氏族であったことが窺えるというものです
さて茨城県土浦市の「小野小町の里」そして「墓」は一体何故にこの地にあるのでしょうか・・?


明確な話はどこにも出ていないようですが・・他にも福島県小野町にも小野小町伝説は残されているようで・・神奈川県厚木市にも「小野」という地名と伝説が残っているようです・・
小野小町は宮廷に仕えた後に各地を放浪した、とも言われ・・それにより全国各地に小野小町伝説が残されている・・という話もありました
また、12万5千年前にはこの「小野小町の里」の辺りまでが海であったという話もあり・・船で日本列島を往来していた可能性も浮かび上がってきます


その「放浪」の末に・・この地で病に倒れ亡くなった・・とされているようです
そして私が気になるところは小野小町が優れた女流歌人であるという点です
そう、「和歌」の達人
和歌と言えば「ワカ姫」・・イザナギ・イザナミの最初の子「ヒルコ」です

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ヒルコが5歳の時に教えられたという「アワの歌」、これをうたうことによって魂と五臓六腑が整い若返るんだそうです
だから「ワカ」=「和歌」
小野小町は平安時代の人でしょうから・・イザナギ・イザナミ伝承の神代の時代とはまるで違う時代でありますが・・筑波山麓におけるイザナギ・イザナミ伝承、そして和歌、小野小町と・・時代こそズレているものの何か不思議な符号を感じてしまうのは私だけでしょうか・・・
いずれにしても筑波山麓にはイザナギ・イザナミ伝承をはじめ安倍晴明や小野小町といった・・一見関東の・・それも茨城県には何の繋がりもなさそうな歴史上の人物にまつわる伝承も多く残されており・・やはりそこは何らかの繋がりがあるんじゃないか・・と思ってしまいます・・


そのジグソーパズルを楽しみながら、今後も筑波山麓超古代史ミステリーの考察を楽しんでいきたいと思います

最後までお読みいただきありがとうございました

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