京都は太秦の住宅街の中をゆくと・・・・
な・・・ナンダこれは・・・・(゜゜)!
こんもりと盛り上がる丘に大きな石が載っています・・(゜゜)
住宅街に取り囲まれるように周りを柵で覆われた公園のようなこの場所は・・・
国指定史跡【蛇塚古墳】!
めちゃめちゃデカ石が積み上げられています・・(゜゜)!スゴ
【蛇塚古墳】は7世紀頃築造されたと考えられている「前方後円墳」です!
その名前の由来はかつて石室内に蛇が多く生息していたからだとか・・・・
周囲は厳重に?柵で囲われて管理されている為、自由に中に入って見学することは出来ません・・
金網越しに必死に撮影しました・・
石室の内部が見えます・・!
蛇塚古墳の玄室の幅は、奈良の石舞台古墳よりも大きく床面積でみると三重県・高倉山古墳、岡山県・こうもり塚古墳、そして石舞台古墳に次ぐ全国4位の大きさを誇っているそうです・・!
そんな全国的にも稀有な古墳が・・このような住宅街に・・・(゜゜)
外観の巨石を積み上げた雰囲気も・・どことなく石舞台古墳に似ているように思えるのは気のせいでしょうか・・・?
驚くのはこの【蛇塚古墳】に「住んで」いらっしゃる方が多数いらっしゃる、ということです・・!
上図をご覧ください。
【蛇塚古墳】はその封土が早くから失われ・・後円部中央の石室だけが露出した状態になっており・・昭和40年頃からは周囲に家が建てられたそうです。
先ほども触れた通り、後円部の中央部分だけがまるく囲われており円を描くように周りには住宅が建っていました
「私は古墳に住んでいます」
と言ったらさぞ、驚かれますよね(^^)
古墳内に設置されていた説明書きを見ても、この界隈を拠点のひとつとしていた「渡来系秦一族」の遺構ではないか?との見解が示されていましたが・・果たしてその真相や如何に・・?
ちなみに、最近若草系の秦氏の末裔の方で現在氏族のトップ「統理職」であられる土御門さんという方がYouTubeなどにも登場され、氏族の数千年の秘事を公表し始めています!
これはもう・・まさに歴史がひっくり返る驚愕の連続ですので・・ご興味がおありの方はぜひ、ご覧になってみていただきたいと思います!
PR
|
その「統理」によると・・秦氏は「渡来人じゃない」という事になります!
秦氏は元々九州阿蘇地方に拠点を持ち、舟を使って瀬戸内を大和盆地あたりまで往き来していた海洋民族とのことです・・!
もはやこの時点で私たちが教えてこられた「歴史」はひっくり返っていると思うのですが・・
そのうち外(海外)に出て行った者、そして列島に残った者がいるそうで、一度海外で出て行って戻って来ている人たちを私たちは「渡来人」と言っていたようです・・(゜゜)!
秦氏については古代史と共に驚愕の話が次々と出て来ていますので・・また折に触れて展開していきたいと思っております!
そんな秦氏について妄想を巡らせながら熱心に古墳を見学していたところ・・・
ふと・・ご年配の男性が自転車に乗って現れました・・
「こんにちは~」
どうやらお出掛けされて戻って来られたご地元の方のようです
そして熱心に古墳を見やる私におもむろに・・・
入ってく?
と(゜゜)。
えっ・・!古墳の中に・・
入れるんですか・・(”Д”)!?
っていうか何故アナタがそれ許可出来るの・・^^;?という疑問も湧いたんですが・・・
どうやら古墳の目の前にお住まいの方の様子で・・ご近所にお住まいの方が古墳の管理に携わっていらっしゃるみたいなんですね・・!
そのような方に偶然過ぎるタイミングでお会いできたという幸運!
これはまさに神の思し召し!「中に入って見てきなさい」というご指示でしょう!
そんなこんなで・・柵の錠鍵を開けてくださり・・
いざ!中を見学させていただきます!
石が崩れ落ちないようにか・・鉄柱で補強してあります・・
ていうか・・・
コレ・・・よくぞ落ちずにバランス保ってますよね・・・・(・・;)
それこそ強い地震が起きたら・・な絶妙なるバランス・・・・
石室入り口は背を屈め・・身体を丸めて進んでいくような感じですが・・石室は天井高く広々とした空間が広がっていました!
石室の入り口は後円部南東方向に開口しています
広いですね・・・
確かに・・石舞台古墳の石室よりも幅広く感じられました・・
上が開いていて光が入っているので、解放感も感じます・・
横穴式石室は縦4m、横5m、高さ2.5mもある巨石を含む大小約30数個の石で積み重ねられて構築されています
石室の全長は17.8m、玄室長6.8m、玄室幅3.9m、玄室床面積25.8㎡ということで、たしかに石舞台古墳と酷似しているように思えます・・
これに本来封土が被せてあって、山のようになっていた訳ですよね・・・
まさにピラミッド内部の墓、と同じような感覚ですよね・・不思議ですね~
とにかく石の重厚感がすごいです・・・
とてつもないパワーを感じざるを得ません・・!
通常、石室の中は真っ暗ですので・・はっきりとした写真は撮ることが出来ませんが(怖いし・・・^^;)ここは天井が開いているので鮮明に石の状態が解ります!
そういう意味でも稀有な古墳じゃないでしょうか?
いや~・・・それにしても石が・・・
すごい・・・!
一体どうやってっこれを・・・積んだんだ・・?
なにやら石に刻まれた模様というか・・文字?のようなものがあるような気もしますが・・・
学者の研究がなされてそういう話が出ていない以上・・私の気のせいでありましょう・・^^;
蛇が出たら怖いので・・^^;戻ります・・・
いや・・しかしいい体験をさせていただけました!
絶妙なタイミングで、鍵を管理されている住人の方にお声掛けいただけなかったら・・石室に入って見学出来る機会はありませんでした・・!
ありがとうございました!
古代史や古墳にご興味のある方はぜひ、【蛇塚古墳】を見学なさってみてください。
こんな所にこんなすごい古墳があるなんて・・驚愕です・・!
尚、蛇塚古墳を見学ご希望の場合は、京都市文化財保護課へ事前連絡をして下さいとのことです
京都市文化財保護課
TEL:075-222-3130
FAX:075-213-3366
見学希望日時、見学人数、連絡先を事前連絡
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000307257.html
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました(^^)
@京都2024